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はじめに
ストレスが許容範囲を超えて、限界突破してしまった時に、人は適応障害になります。
適応障害は、環境にうまく馴染めないことによって起こる心のトラブルで、鬱や不安、意欲や自信の喪失、体調面の不良などを起こします。
今回は、職場で起きやすい適応障害についてお話ししていこうと思います。
今回のお話は、職場で適応障害になってしまった方はもちろん、管理職の方にもぜひ呼んでほしい内容となっています。
職場で起きやすい適応障害
適応障害は、元々ストレスに対してあまり強くなく、社会的スキルや順応力に弱い点を抱えている人が次第に責任や負担が増える中で対処しきれなくて適応障害になる場合と、
人並み以上に適応力や体力にも恵まれ、精神的にも肉体的にもタフと見られていた人が適応障害になってしまった場合がある。
後者の場合、周囲はまさかあの人がと、予期していなかったことが多い。
ですが、一番予期していなかったのは本人だったりします。
思うように体や頭が動かないという状況に直面しても、自分に何が起きているかさえ、わからないということが多いです。
それゆえ、とことん症状が強くなって、周囲が異変に気づくまでじっと我慢して、どうもないふりをしているということになりがちです。
かくいう私もそうでした。
気づいた時には、朝、無気力と抑うつが襲ってきて、仕事に行けなくなっていました。
主体性を奪われて適応障害になる人
適応障害やうつ病が起きる状況には、その人がその人らしく生きることを妨害された場合です。
主体性が侵害されたり、自己の尊厳が驚かされたり、その人が大切にしているものを侵害される状況に置かれた時、人は元気ではいられなくなります。
そうした状況に遭遇した時に、人に起きる自然な反応は、反発であり、怒りです。
大抵のことを耐えられても、自分が一番大切にしていることやプライドを持っていることを踏みにじられるような思いを何ヶ月も何年にも渡って、味わい続けていると、その人の心は次第に活力を失っていく。
積極的な意欲や関心をなくし、ただ時間だけが過ぎていけば、それでいいと思うようになります。
より良い仕事をしようとか、高めていこうという気持ちも無くなってします。
仕事が面白いないだけでなく、会社の人間関係も人生そのものがつまらなくなったり、ただ耐えるためのものになってしまいます。
私もまさにこのような形で、やる気をなくしていました。
何をやっても、主任に付け加えられたり、私を尊重した仕事をさせてくれなかったです。
なので、仕事に段々とやりがいを感じなくなっていました。
主体性侵害型の適応障害やうつ、心身症を避けるためには、管理する側と本人の側が、それぞれに気をつけなければならない点があります。
管理する側は、本人の主体性やプライド、ペースといったものをできるだけ侵害しない配置を行い、必ず守るべき手順の部分と、本人の裁量で調節できる部分を明確し、守るべき手順の部分を最小限にすることです。
あとは、本人の自主性を尊重し、良い点や努力している点を褒めるという戦略を基本にします。
その上で肝心な点が守られていない場合はややるべきことが果たせていない場合には、個別に呼んで注意しましょう。
みんなの前で、恥をかかせたり、感情的に怒鳴ったりすることは絶対にしません。
注意する時も、相手に対するポジティブな評価や期待の面も伝えてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は職場の適応障害を発症しやすいパターンとして
容量オーバーになった時を3パターンご紹介いたしました。
感想等がございましたら、まりるりのTwitterまでお願いします♪
今回の参考図書は「ストレスと適応障害」岡田尊司著書でした。
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