【毒親育ち】お金を使うことへの罪悪感について

毒親

みなさん、こんにちは、まりるりです。

私は、8歳で母を病死で失ってから、妹と父を3人で生きてきたアラサーです。

私の父は、『猛』がつくほどの毒親でした。実家は18歳の時に出ました。詳しくはこちら!

それから12年ほど経った今、父はここ数年で、かなり解毒したらしく、柔らかく大人しくなったと聞いています。

年と共に毒親も変わっていくものなのですかね・・・・

そんな毒親育ち、毒親から逃げたしたまりるりです。
今日は、お金を使うことへの罪悪感についてお話ししようと思います。

私の家庭は特別裕福な家庭というわけではありませんでした。

しかし、父親はおぼっちゃま育ち、温室育ちというのもあり、

節約を全然しない人でした。

加えて、父親は会社でうまく行っていなくて、(後にASDアスペルガー障害とわかります)

パワハラを受けていると言っていました。

仕事に行く前は、いつも洗面所で嗚咽していて、その音で朝目覚めるくらいでした。

仕事はいつもしんどい、特に人間関係がうまく行っていない。

うまく行っていたと思っても、後輩に突然啖呵吐かれて、無視されるようになったとか。

父親は、私になんでも仕事のことを話してきました。

その度に、お父さん、辛い思いして働いてくれて、ごめんなさい。

私が何もできなくてごめんなさい。と自分を責めていました。

だからなのか、私はお金を使った後にすごく後悔というか罪悪感をいただくようになりました。

特に大学生からは、仕送りをしてもらっての生活(といっても叔父から)だったので、

実家では贅沢できないのに私ばかりごめんなさい、という思いが強かったです。

でも、いざ、実家に帰省すると、最新の家電があったり、大量に物を買う癖のある父が、

同じものをたくさんストックしていたりと、悪びれることなくお金を使っていたので、

なんだ、私ばかり罪悪感を抱いてしまって馬鹿みたいと思うこともありました。

しかし、今、社会人になって思うこと。

父が妹の薬学部の学費が払えなくて、私を頼ってきたこがありました。

お金がないという割に、父はもう働きたくないといい、家でグータラする生活でしたので、

まずは、自分で働いて、それでもキツかったら私を頼ってもいいけど、

自分は何もしないで、娘に100万貸して欲しいというのは違くないか!

といい、縁を切りました。

縁を切った後、かなり切り詰めた生活と、父が朝3時に起きて、病院の清掃の仕事をしていると聞いた時は、胸が痛くなりました。

きっと、小さくなった背中、動きにくなった体、慣れない職場環境、人間関係で頑張って働いていると思うと、今、ここで、私がカフェでブログを書いているのが、お昼にちょっと高いパスタを食べたことが、全て罪悪感を感じてしまうのです。

父は時給1,000円ほどで、1日頑張って数千円の稼ぎなのに、私はなんて贅沢しているんだろうと。

でも、この考えこそが、毒親の毒が抜け切ってない証なのです。

確かに、親には申し訳ないほど、楽しい毎日を過ごしています。

ですが、みなさん、思い出してください。

それ以上に私は、父からどんな幼少期を味わいさせられたか。

肉体的暴力こそなかったものの、幼い私は精神的にかなり追い詰められていました。

今でも、常に体は過緊張状態だし、不安が人よりも強い性質になりました。

ストレスにも弱くなりました。

もし、父が私たち子供に、本当の意味で寄り添ってくれたら、私は、妹は、私たち家族はこのように過ごしていたのでしょうか。

思い出してください、あなたは今、罪悪感を感じているかもしれない。

でも、それ以上にひどいことを精神的にされているはずです。

それが、身体的暴力でなくても、十分傷を負って今生きているではないですか。

だから、自分で稼いだお金で、ちょっと高いパスタを食べても、カフェに行ってドリンクを飲んでもいいのです。

あなたは、あなたの責任で、自分の人生を生きているのですから、罪悪感を抱くことなど何もないのです。

罪悪感を感じるのは、毒親からの支配からまだ抜けていない証拠です。私を含めて。

でもね、こんな親でも年々丸くなってきました。

妹によると以前の父親とはまるで違って、過去の自分の過ちを反省している日々だそうです。

こう、考えを改めたのも、私が縁を切ったからだと思っています。

毒親は、まさか支配下に置いている子供から縁を切られるなど思っていないので、それが効いたようです。

そして、初めて自分がしてきた行いを顧みる機会に出会ったのです。

 

私は、縁を切る前も何度も毒親に実家に帰りましたが、全部の時間が嫌だったわけではありません。

実家に帰ると、いつも過食気味になってしまう私ですが、心が満たされてたくさん食べなくてもいいようになりますし、ぐっすり眠ることができます。

たまにの帰省なので、親や妹も歓迎してくれますし、来客のように丁寧に扱ってくれます(だいたい3日以上いると、お互いの嫌なところを思い出して、喧嘩が始まるのですが・・・笑)

まぁ、そんなこんなで、カフェで作業中の私が、お金を使うことに罪悪感を感じてしまうというお話しでした。

自分で稼いだんだから、そんなこと思わなくていいのです^^

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