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はじめに
みなさんは愛着障害とはご存知でしょうか。
この記事に辿り着いた方は、おそらく自分が愛着障害の不安型で苦しんでいる人が多いのではないでしょうか。愛着障害について詳しくはこちら←
そして、その治し方を知りたいと思っている方が多くいらっしゃると思います。
この記事では、そうした不安型愛着障害の方が少しでも生きやすくなるような情報を発信していきたいと思いますので、よろしければ最後までご覧ください。
愛着障害不安型とは
愛着障害不安型の人は、自分が受け入れられているかどうか、相手に認めてもらえているかどうかにとても敏感です。
少しでも相手の反応がおかしかったり、いつもと違っていたりするだけで不安になってしまいます。
また、相手の顔色に敏感で、必死に相手に認めてもらおうとするのですが、少しでも相手からの評価が下がったように感じると、落ち込んでしまったり、反対に怒りモードになって攻撃的になります。
どちらにせよ、否定的なことに過剰に反応するのが最大の特徴です。
このことは、本人だけでなく、周りにとっても苦悩の元となりやすいです。
不安型の人は幼い頃に身につけてしまった両極端な反応を持っており、過度に良い人か悪い人になりがちで、0か100思考の方が多いです。(これを心理学では両価性と言います)
不安型愛着障害の治し方
ここからは「不安型愛着スタイル〜他人の顔色に支配される人々〜岡田尊司著」を参考に不安型愛着障害の治し方についてご紹介していこうと思います。
相手にとっての「良い子」をやめる
相手にとっての良い子をやめるって罪悪感がありますよね。
しかし、その罪悪感こそが、あなたを支配する心理的な呪縛となっています。
「相手に悪い」という気持ちに勝ち、自分の気持ちを優先して行動しましょう。
そうすることで、心理的支配から脱却し、主体性を回復することにつながります。
罪悪感に心が痛む時こそ、あなたを縛っている縄が食い込んでいると解釈しましょう。
嫌なことに対しては、「ノー」と言って拒否することが、程よい距離感を取る秘訣です。
不安型愛着障害の方は、相手の感情なのか、自分の感情なのかわからなくなりがちで、
それゆえ、うつ病や適応障害になってしまうこともあります。
この、程よい距離感を取ることが自分を守ることに繋がるのです。
ほどほどを取り戻す
不安型愛着障害の人は、相手に理想や完璧は求めすぎず、欠点や不満な点は大目に見て、程よいところで満足し、楽しみましょう。
先ほどもお伝えしたとおり、「良い人」や「良い子」になりすぎず、嫌なことにはノーと言えるが、何でもノーを連発するわけではなく、ほどよく妥協もしながら、ほどよく自己主張もして、対等でバランスのよい対人関係を維持していくことを目指していくと良いでしょう。
しかしながら、不安型愛着障害の人は、客観視の能力が弱いため、自分が犠牲を払いすぎていることに気がつかないケースが多いです。
そして、うつ病や適応障害、パニック障害などになって初めて心のバランスが崩れていることに気がつきます。
不安型愛着障害の高い共感力は言い換えると過剰な共感ともいえ、相手の気持ちを読み取っているというよりも、自分の不安や恐れを相手に投影し、押し付けてしまっている場合もあることを理解しておきましょう。
大切なのは、正確な共感であり、客観視の能力を鍛えることが大切です。
自分を振り返る習慣
では、客観視の能力を鍛えるとは具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。
大切なのは「自己モニタリング」です。
これは、自分を振り返り、客観的に状態や状況を記録して、整理することを言います。
その方法の一つとして、書いて記録するというのがあります。
日記やブログ、SNSを活用して、思索や気持ちの整理をしましょう。
毎日書く必要はありません。悩みや迷いが生じたり、落ち込みや怒りにとらわれた時に書いても良いです。
また、そこでは気持ちを爆発させても構いませんが、その後に、何があったのか、その事実をできるだけ客観的に記録するようにしましょう。
あなたが傷ついたり、衝撃を受けたり、葛藤したりした出来事について、
あなたは相手のどういう態度や言葉をどういう意図や気持ちの表れとして受け止め、どう感じたのか
という心の動きをできるだけ丁寧にたどりましょう。
そして、時間を置いてから再度書いたものを見直したり、カウンセリングを受けている場合はその記録を元にして出来事を話すと一層客観的な振り返りの訓練となります。
振り返る機会は欲しい方、カウンセリングを受けたいが迷っている方
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おわりに
不安型愛着障害の治し方についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
自己モニタリングを通して、自分の感情を客観的に見られる訓練をすることが
不安型愛着障害を治す一歩ですので、ぜひ、利用できるサービスなどを通して
効率よく、生きやすい人生を歩んでいきたいですね!
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