今回は、私が適応障害になったきっかけと復職までのプロセスをご紹介します。
ぜひ最後まで、ご覧ください。
適応障害となったきっかけと症状
私が適応障害になったきっかけは、職場の上司からのモラハラでした。
当時私は社内でも1番の激務部署に異動して半年ほど経っていました。
仕事内容自体はやりがいを感じていました。
しかしながら、私の上司は、意見がコロコロが変わったり、自分が言ったことを忘れてしまう人でした。
そのため、一度上司の了承を得たものも、次に決裁をもらう時に、この内容じゃだめだと言われ、処理期限がギリギリににも関わらず、すべて最初からやり直しということが、何度も何度もありました。
この上司にいつも振り回されてばかりでヘトヘトでした。
休職前の職場での体調としては、イライラしたり、落ち込みが酷かったり、時々、顔の左半分が麻痺したようになったり、背中が痺れたり、動悸などがありました。
家に帰ってもご飯を食べるか、お風呂に入るのかのどちらしかできないくらい疲れ切っており、休日は1日寝ていました。
休職に入ってからは、仕事へ行く朝になると、体が鉛のように重くてベッドから起き上がるのが辛い、目覚めが悪く直前まで寝ている、精神的に気持ちが上がらない、食欲があるもしくは過食気味、寝付きが悪いもしくは中途覚醒や早朝覚醒がありました。
うつ病と適応障害の違いですが、うつ病はずっと抑うつ等症状が続きますが、適応障害はストレスとなる原因(私の場合上司)から離れれば、比較的元気に動けるようになるのが特徴です。
適応障害の治療と休職について
適応障害の治療は、精神科やメンタルクリニックで行います。薬物療法や、カウンセリングを受けて治療をしていきます。
薬物療法は、私の場合は抗うつ剤を使用しました。持病のパニック障害も悪化していたので、抗うつ剤を増量する、睡眠導入剤を服用していました。
カウンセリンは認知療法で、物事の捉え方や接し方を見直して、同じストレスがかかった時に、どうすればストレスが軽減されるか、スルーできるようになるかを学びました。
それと同時に主治医からは、モラハラ上司のいない違う部署へ異動希望を出した方が良いと言われましたので、職場の人事課に相談しましたが、なかなか難しそうな返答でした。
原則は、休職した部署で復帰して、今後も仕事をする忍耐力が備わっているのか試されるようでした。
休職については、仕事に行けなくなった後から、クリニックで診断書を作成してもらい、
郵送で人事課に送っていました。到着して、認定された翌日から休職として休むことができました。
休み始めてからクリニックへ行き、人事課に診断書を提出するまで三日かかりましたので、
その三日間は有給休暇で対応しました。
診断書の内容ですが、適応障害のためいついつまで休職を要する的な文言でした。加えて、症状の軽減には、部署を変える必要性あり的な文言を書いてもらいましたが、休職した人はもれなくみんな書いてもらう文言とのことで、実際に部署を変えて復帰できた人はほとんどいないとのことでした(職場の休職仲間より)
私は、最初の診断書からとりあえず2週間が休職期間として設定されました(主治医と相談して決めます。)
休職期間終了の1週間前くらいに再びクリニックへ行き、さらに延長する必要があるのか見てもらいます。私は、そこから1ヶ月伸びて、さらに1ヶ月と合計で3ヶ月の休職をしていました。
休職中の過ごし方
私は適応障害の診断だったので、仕事がない日(ストレスから離れているとき)は、症状が軽いため、最初は街に出て、趣味の神社巡りなどをしていました。
激務の部署で最近は遠出ができていなかったので、良い気分転換になりました。
しかし、休職1ヶ月経過した頃から、途端に体が鉛のように重く、抑うつもひどくなり(おそらくうつ病に移行)ベットから2週間ほど動けず、食欲もなく、引きこもっていました。
人によるかもしれませんが、休職仲間の同僚は、資格の勉強を図書館でひたすらしていたらしく、
たくさんの資格を取得していました。そんなことができる気力があって羨ましかったです(笑)
復職までの流れ
3ヶ月休み、奇跡的に部署も異動できるとなったため、復職1ヶ月前に復職を決めました。
復職する前には、特に何も特別なことはしませんでした。が、たった3ヶ月とはいえ、恐ろしく体力が落ちていて、1日仕事に行くのもやっとでしたので、週2日、3日、4日、5日と段階的に出勤日数を増やしていきました。
これから復職される方は1日働ける体力と気力、集中力をつけておくことをおすすめします。
ちなみに、私は菓子折りを用意して復職しました。
菓子折りは、休職する時の部署、異動先の部署にお渡ししました。
人事課には特に渡しませんでした。
復帰前は、みんな緊張するものです。人間ならば自然な感情ですので、緊張している自分にぜひ寄り添ってあげてくださいね。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
少しでも皆さんの参考になれると嬉しいです。
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