愛着スタイル(愛着障害)の特徴

メンタル系

はじめに

こんにちは、まりるりです。

みなさんは愛着スタイル(愛着障害)は知っていますか。

愛着スタイルとは、その人の幼少期の親との過ごし方によって決まってくる人それぞれの対人関係パターンを支配しているスタイルです。

対人関係だけでなく、感情や認知、行動に幅広く影響していることがわかっています。

そもそも愛着の研究というのは、子供の愛着障害の研究から始まっているのですが、

今では、大人において愛着が果たす役割の重要性に注目が集まっています。

なぜなら、安定した愛着スタイルを持つことは、良好な対人関係に恵まれやすいだけでなく、

家庭生活での幸福や社会生活での成功にも大きく関与してるからです。

例えば、困ったことがあった時に、すぐに人に相談して、助けを求める人。

逆にどんなに困っていても決して人に頼らない人など、こうした行動の違いを生み出しているのも、持っている愛着スタイルの違いです。

愛着スタイルは、他者との繋がり、相手から慰めや支えを得ようとする行動面だけでなく、

自分が助けや慰めを求めたときに、相手がどう応じるかについて、どんな期待を持ち、どれだけそれを当てにしているのかという心理的な面にも関係しています。

それでは、愛着スタイルのそれぞれの特性についてみていこうと思います。

安定型愛着スタイルの特徴

安定型は、まず対人関係が非常に安定的な関係を築けることが最大の特徴です。

安定型の人は、自分が愛着し信頼している人(親や養育者)が、自分をいつまでも愛し続けてくれていることを当然のように確信している状態です。

その愛情を失ってしまうとか、嫌われてしまうなどと悩むことはほとんどありません。

自分が困った特に助けを求めている時には、必ず助けてくれると信じています。

だから、気軽に相談したり、助けを求めたりすることが当然のようにできます。

また、もう一つの特徴として、率直さと前向きな姿勢があります。

人の反応を肯定的に捉えて、自分を否定しているとか、蔑んでいるとか誤解することがありません。

そもそも、他人がどういう反応をするかということにあまり左右されることがありません。

回避型愛着スタイルの特徴

回避型愛着スタイルの人は、距離を置いた対人関係を好みます。

親しい関係や情緒的な共有を心地よいとは感じず、むしろ重荷に感じやすいです。

だから、親密さを回避しようとして、心理的にも物理的にも距離をおこうとします。

回避型の人はとにかく縛られることを嫌ういます。

人にも依存しなければ、人から依存されることもなく、自立自存の状態を最良とみなします。

そして、他人に迷惑をかけないことが大事だと、自己責任を重視します。

そしてもう一つの特徴は、葛藤を避けようとすることです。人とぶつかることが苦手で、そうした状況に陥るくらいなら自分が身を引くことが多い。

何に対しても冷めていて、自己表現が苦手で、表情と感情が乖離しているのが特徴とも言えるでしょう。

不安型愛着スタイルの特徴

不安型愛着スタイルの特徴は、とにかく気ばかりつかいます。

プライベートはもちろん、仕事場でも、相手の顔色を見ながら機嫌を伺ったり、馬鹿丁寧にあいさつばかりしたりします。

その時、少しでも相手の反応が悪かったりすると、嫌われてないかと不安になって何も手につかなくなってします。

この過剰な気遣いが、愛着不安の表れということです。

また、拒絶や見捨てられることを恐れるということです。

不安型の人は、「愛されたい」「受け入れられたい」「認めてもらいたい」という気持ちが非常に強い。そのため、相手から拒絶されたり、見捨てられうことに対して、極めて敏感です。

そうした拒絶や見捨てられそうな素ぶりを見せられると、相手に対して過剰反応してしまいやすいです。

拒絶されるかもと思うと、その不安をなかなか消し去ることができません。

その結果、不安型の人は相手に逆らうことができず、都合よく利用されることもありますが、それをはっきり拒むということもなかなかできないのです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

これを読んで、あなた自身がどの愛着スタイルなのか、検討はつきましたでしょうか。

モラハラを受けやす人は不安型愛着スタイルの人が多そうですね。私は、しっかりこのスタイルです。笑

最後までご覧んいただきいまして、ありがとうございました。

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